代表:森山 大生の精神年齢が激低のため、
また子供の頃の純粋な気持ちで革製品を表現する
という意味から
”こどもごころ”の意味を指すCHILD MIND。
THEを付けた理由は、
小学生の頃からブルーハーツに憧れていたため、
THEを付けて3くくりの屋号にしたかったため。
type-〇〇は商品の名前になります。
シリーズ化しているのは下記の数種類。
type-N・・・ノーマル。
直線にひかえめなRのオーソドックスなモデル。
type-Kr・・・ころん。
全体的に曲線を持たせたモデル。
ころんとしてる!と言われすぎたため、
Krにするかという安易な考えからついた名前。
【Italy】・・・イタリー。イタリアンレザーを使用した作品には
こちらの表記が付く。【Italy】のみで仕立てるシリーズもあり。
THE CHILD MINDでは、
大きく分けて4種類の仕立て方があり、
数字表記によって区別されている。
作品によって、そのカッコ良さが
最大限に出る仕立て方を選択する。
1桁目の数字は、縫い。
(0→手縫い、1→ミシン縫い)
2桁目の数字は仕立て
<〇1>栃木レザーを用いた綺麗仕立て
→綺麗でカッコ良く可愛らしい、
THE CHILD MINDでのメインの仕立て。
基本的にシニュー糸を使用して、
全体的にふっくら仕上げる。
<〇2>栃木レザーを用いた無骨仕立て
→そもそも綺麗に仕立てようとは思っていない。
無骨でタフ。をテーマにすべてのパーツを
2.0㎜以上の厚みの革を使用。
太めの糸でピッチを長めにとり、
ワイルド感を演出する。
縫い目のないカッコ良さも意識しているため、
変に張り合わせないというところも
こだわりのひとつである。
捻を引いたりすることはなく、
あくまでも無骨感を出すことに徹底している。
<〇3>コードバンを用いた上品な仕立て
→コードバンの美しい表情を最大限に生かすように、
糸の存在が薄くなる半透明のシニュー糸(ホワイト)を
主に使用する。
コバも色の変化をそこまでさせない控えめな仕上がりにする。
あくまでも外装のコードバンを最大限に美しく見せるため、
他のパーツの存在を薄くするように心がけている。
<【Italy】〇4>イタリアンレザーを用いた仕立て
→主に黒のシボ革を使用し、
基本的にはポリエステル製の細めの糸で
ヨーロッパ系の縫い目になるよう、上品に仕立てる。
こちらも全体的にふっくらする表情にしている。
コバは控えめながら、綺麗にを心掛けている。
作品によっては、小物でもミシンで仕立てる場合がある。
例)ハーフウォレットtype-N01custom
↑手縫いでオーソドックスな仕立て。
例)【Italy】トートバッグ14
↑ミシン縫いイタリーシリーズ。
・栃木レザー
牛革植物タンニン鞣し グレージング加工多脂革(メイン)
→栃木レザー社の皮革の中でも最上級ランクに位置し、
しなやかでハリがある素晴らしいレザー。
革が含むタンニンの量が通常の倍以上で、
油分も多く含んでいるため、
これといったメンテナンスをしなくとも
極上の経年変化味わうことができる。
通常の栃木レザーに比べて倍近くの手間がかかっている。
※グレージング・・・ガラスの瑪瑙などで一枚一枚革を
圧力をかけて磨くことで、平たく艶(光沢)を出す。
・コードバン
レーデルオガワ社製水染め(アリニン)仕上げ
→コードバンとは、革の宝石と呼ばれる馬のお尻の革で、
一頭の馬からとれるかとれないかわからない希少な皮革。
アリニン仕上げのため、非常に高い透明度が特徴で、
経年変化もすごい。
グレージングがかかっている栃木レザーとの相性も抜群。
・イタリアンレザー
CONCERIA800社製 バケッタオットチェント
→イタリアンレザーの伝統的な
革の鞣し方で作られた上質なシボ革。
たまらなく落ち着いた表情で、THE大人の革。
ブラックのみが定番となっており、
独立前から惚れ込んで使い続けている革のひとつ。
→手染めで革の表面だけを均一に染めている。
長く使っていくことで、茶芯を見ることができる。
THE CHILD MINDでは、
耐光性の高い染料を使用しているため、
短い時間で茶芯を見ることができない設定になっている。
長く使いこんでから見られる茶芯は感動すら覚える。
生地のままで、飾り気がないという意味だそうで。
革でいうところの、染色していないナチュラルという意味。
THE CHILD MIND表記では、栃木レザーのナチュラルのみを
生成りと表示している。
理由は特になく、何となくかっこいいから。
本来、シニュー糸とは動物の筋や腱で作った糸のことで
耐水性・耐久性に優れている糸だそうな。
THE CHILD MINDで使用しているシニュー糸は、
ナイロン製の細かい糸を束ねて蝋引きしたものを、
適度な太さに割いて使用している。
ヨリがない糸なのでミシンでは縫えないし、
糸自体が真っ直ぐではないので、
綺麗なステッチになりにくい。
扱うのが難しいのですが、雰囲気のあるカッコいい糸。
ベルトで使用している革に栃木レザーの
5㎜厚ベンズという表記がある。
ベンズとは牛の背中からお尻にかけての部分を指し、
非常に丈夫で最高ランクの部位である。
ベルトを作るためにこの部位だけの革を注文している。
THE CHILD MINDで使用する金具の
ほとんどは真鍮素材である。
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜた合金のこと。
使い込んでいくうちにアンティークのような表情の
変化が見られ、革との相性も抜群。