ウチの代表作ミドルウォレット紹介するよー!!
台風を逸らしておいてよかった!
どうも森山です。
本日はミドルウォレットの紹介です。
そもそも僕はミドルウォレットというサイズのお財布を作ったことがありませんでした。
そんなお財布が僕の顔となる作品になるとは、、、
まずはこのお財布ができるまでの経緯をつらつらと。
師匠の下に弟子入りして約一年。
自分の顔となるオリジナルの作品が欲しいよね。
そんなことを言われてました。
難しいなー。全く考えられん!!!
って思ってました。
バッグを教えてもらってるときに
革細工はエロさが大切だ!って言われてて。
まあ要するに真っ直ぐだけじゃつまらないから、さりげない曲線やクビレをつけたらより面白い作品になる的な奴です。
それをなんとか自分なりの作品に落とし込めないかなーって。
そんなときに
元職場のパイセンから、
「このお財布と同じ感じで作って」ってオーダーがありました。
それを見て、仕事の研修中に絵を描いてこんなフォルムにしたい!ってのが完成し、
形は俺に任せてほしいとお願いしたところ、快諾いただいて、製作開始。
型紙からもぉつまづいて、メインの外側の型紙一枚を作るのに2時間半かかりました。
試作も何十個も作って、なんとか形になったのがこちら↓
ほぼほぼ形にはなってますが、
いろいろなところで不備があってもお大変でした。
といいながらも”ミドルウォレットtype-Kr”完成でした。
これをパイセンに見せたところ
もう少し小さい方がいい。って。
なのでここから2センチ小さくしたのがこちら↓
これで喜んでもらい、
その先生が後藤先生なので、ダウンサイジングモデルはtype-KrGになりました。
そこからいろんな革で作って少しだけ表情が変わったり。
ロボットの顔みたいで可愛い!とか
こんなお財布探してました!!とか
いろんな方にご好評いただいて、本当にこのお財布を作ってよかったって思います。
対面販売で僕がこのお財布を紹介するときは
このお財布使いにくいんすよー。
って説明するんです。
ていうのは、本当に使いにくいから正直に言ってるんですけど。
それを聞いて怒るお客さんとか結構いて(笑)
自分が作ったものにそんなこと言うな!とか
そんなんじゃだめだ!!とか。
僕はこのお財布を蔑んで言ってるわけではなくてですね。
話を聞いてもらうための導入として言ってるんです。
それに、このお財布のコンセプトは
”可愛らしいお財布”です。
可愛らしさに全振りしたので、使いやすさは一切無視してデザインしました。
可愛くて、使いやすくてーなんて聞こえがいいですが、
中途半端ではいい作品にはならないんです。
あ!もちろん、細かい部分で使いやすくなるように努力はしてますよ。
それに僕は肢体不自由の特別支援学校の教師を5年間務めました。
使いやすさに関してはめちゃくちゃ考えてます。
手を動かすのが苦手な人でも、、、って。
そんな人間が使いやすさを無視するんだから、
そりゃ可愛いものができますよ(笑)
このお財布からKrシリーズの派生がたくさんできて、
ご好評いただいております。
何卒、これからもKrシリーズをよろしくお願いいたします。
これは余談なんですが、
ミドルウォレットtype-Krにアポロコンチョをつけてほしい。
というご依頼をたまにいただきますが、
眼鏡を外した野比になりますのでよろしくお願いいたします。
くそだせえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww