Baby.デビュー
こんばんは。嫁ゆりこです。
先日開催された、デザインフェスタ56にて「Baby.」本格的にデビューとなりました!!
お越しいただき、ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。
先日の森山のブログにも、Baby.の存在意義について書いてありましたが、
Baby.立ち上げから、デザフェス出店まで携わってきていたため、
私の目線でのBaby.についてもブログを書きたい!!!!と思い、筆をとった次第でございます。
森山の色々な思いが込められたBaby.の立ち上げ。
「生きていくためのレザー」として誕生しました。
森山と結婚するまで、革製品に触れることすらない人生でした。
革細工職人の存在すら知りませんでした。
知り合い、結婚となり、革細工職人の仕事を目の当たりにする毎日で
私の正直な感想とすると…
「こんなに仕事してるのに、休みは少ないし、大儲けできないの?」
でした。
これが本当に正直な感想。
森山のブログには、これから革細工職人になりたいという方に向けてのアドバイスという意味も含まれていた内容だったと思いますが、
私は嫁目線から。
森山はとにかく毎日、朝から晩まで
作る、SNS、事務作業と忙しく仕事をしています。
まともな休みは皆無です。
結婚し、子供もいて、
家族を養っていかなければいけない重要ポジションとなった森山は、
何も考えてなさそうな見た目とは裏腹に、多くのプレッシャーを抱えていました。
「売らなければいけない」
「でも自分の作りたいものを作りたい」
たくさんの葛藤がありました。
結婚当初、私は看護師として夜勤もフルにしていて
歴も10年。
たとえ森山の収入が少なくなったとしても、生活に対する不安はありませんでした。
森山に生活面で頼ろうという気持ちはなかったと思います。
仕事ではちょうど中堅として、新人指導や、教育全般を任される立場になっていました。
家に帰れば2歳児モンスターの相手。
主婦として家のこと。
2歳児の育児をしながら、職場では新人を育て、家事をする・・・
そんな目まぐるしい生活に、とうとういっぱいいっぱいになってしまって。
そんな私を見ていた森山が、
「もう仕事辞めていいよ、俺ががんばるから」
と言ってくれたんです。
そこからでした、森山が秘かに考えていた
「下位ブランドの立ち上げ」を本格的に進めていくこと。
革細工業界って、本当に安定していないんです。
本来、森山のやりたいこととすると
栃木レザーをメインとしたかっこいいもの作り・・・
でも実際に出店等で「売れるもの」とすると色遊びをした商品も多く、
可愛らしいものを作らざるを得ない状況にありました。
これはTHE CHILD MIND的にどうなんだろう・・・。
そんな森山の気持ちの折り合いをちょうどよくつけることができるようになるのが
Baby.の存在でした。
Baby.で売れるであろう商品を作り、
THE CHILD MINDは「売れる」ことに固執せず、思うままにできるようになる。
「革だけで食べていきたい」
森山の選択に、私は大賛成でした。
私自身は仕事をパートに変更し、森山の仕事を手伝っていくという形に大きく生活様式をシフトしました。
森山には、作ることに徹してもらいたい。
接客は私がしよう。
Baby.のデザインは私がして、ミシンも覚えはじめました。
まだまだ、森山の右腕には完全になれてはいませんが、
この形が確立していければ、私たち夫婦の望む未来に近づくのかなと思っています。
そんな思いの中、デザフェスでのBaby.デビューは、
私にとっては上出来だったかなと思っています。
自分自身でデザインした商品を売ること、買っていただくことの嬉しさや楽しさを覚えました。
今後、今よりも更にいいものを提供できるよう、
努めていきたいと思っております。
長々としたまとまりのない文章となってしまいましたが、
読んでいただき、ありがとうございました。
THE CHILD MIND
Baby.
ともども、よろしくお願いいたします。